日時:2021年6月19日(土)15:00〜16:30
会場:ハイブリッド開催とします、詳細は以下のとおりです。
研究発表
清水菜穂(宮城学院女子大学)
「Adrienne Kennedyの「劇中劇」の手法—The Alexander Plays の4作品をめぐって(仮)」
扱う作家: Kennedy, Adrienne.
作品: The Alexander Plays. University of Minnesota Press,1992.
2021年6月26日(土)午後1時30分より
オンライン(Zoom・事前申込制)で開催いたします。
詳細は、6月中旬頃に支部HPでお知らせいたします。
会員以外の方の参加も歓迎いたします。
シンポジウム
戯曲研究と翻訳上演
司会:佐藤里野(東洋大学)
講師:小田島恒志(早稲田大学)
講師:黒田絵美子(中央大学)
講師:相原直美(千葉工業大学)
分科会
近代散文:“Life Without Principle”におけるThoreauの社会批判と死生観との関係性をめぐって
西田梨紗(大正大学・院・単位取得満期退学)
現代散文:「東」への帰還
「キリマンジャロの雪」における死のイメージ
詩:MelvilleとGlobal South
‟At the Hostelry” を中心に
佐久間みかよ(学習院女子大学)
演劇・表象:『ハミルトン』
ブロードウェイでよみがえる異端の建国の父
谷佐保子(早稲田大学・非)
詳細は支部HPをご覧ください。
*日時:6月19日(土)午後2時より*
Zoomによるオンライン会議形式で開催します。 →参加方法は事務局からのメールにてご確認下さい。
*発表*
(1) 梶原克教氏(愛知県立大学) 司会:平沼公子氏
「ハーレム・ルネサンスにおける身体の位置」
(2) 山本伸氏(東海学園大学) 司会:杉浦清文氏
「突き抜ける母性と生と死の融合—エドウィージ・ダンティカの世界」
*「読書会」指定テクスト募集
例年 12 月に開催される「読書会」(ワークショップ)で扱う、
指定テクストを募集致しています。ご推薦頂ける場合は、
6 月 19 日までに竹野先生(ftakeno5@gmail.com)まで連絡ください。
対象作品のジャンルは問いません。
日時:6月12日(土) 10:30〜18:30
【プログラム】
開会の辞 (10:30〜10:40)
会長: 前田 一平 (鳴門教育大学)
研究発表 (10:40〜14:10)
司会: 松永 京子 (広島大学)
1. 10:40〜11:20
「語りかける世界 Li-Young LeeのBehind My Eyesにおける対話の機能」
発表者: 風早 由佳 (岡山県立大学)
2. 11:20〜12:00
「Nina Revoyr作品における「水」表象」
発表者: 渡邊 真理香 (北九州市立大学)
司会: 吉田 美津 (松山大学名誉教授)
3. 12:50〜13:30
「日系アメリカ人二世作家の描く母と娘の物語
—— “Seventeen Syllables”と“And the Soul Shall Dance”における母娘」
発表者: 遠藤 緑 (鳥取短期大学)
4. 13:30〜14:10
「国立公園都市計画のハイブリディティ構造 —— John Muirの自然論から現代生活を考える」
発表者: 真野 剛 (海上保安大学校)
特別講演 (14:20〜15:20)
司会: 前田 一平 (鳴門教育大学)
講師: 上西 哲雄 氏 (東京工業大学名誉教授)
演題: 「キリスト教とアメリカ文学」
シンポジアム (15:30〜18:00)
『21世紀から読み直すアメリカ自然主義文学』
司会: 増崎 恒 (追手門学院大学)
1. 「Stephen Crane、ニューヨーク市、外国(人・語)、国際感覚
—— アメリカ自然主義文学における「環境」の力を再考する」
発題: 増崎 恒
2. 「The Octopusにおける超自然的“FORCE” —— 人新世の文学としてのアメリカ自然主義文学」
発題: 菅井 大地 (松山大学)
3. 「London自身の自然主義 —— その現代社会における意味」
発題: 劉 鵬 (遼寧対外経貿学院(中国))
4. 「Jack Londonが現代に示唆するもの」
発題: 森 孝晴 (鹿児島国際大学)
総会 (18:00〜18:20)
議長(会長): 前田 一平
閉会の辞 (18:20〜18:30)
副会長: 大地 真介 (広島大学)
第195回研究談話会を下記の要領にて開催いたします。Zoomを利用しての開催です。どうぞ皆様、多数お集まり下さいます様ご案内申し上げます。
▼日時:6月19日(土)午後4時〜 6時
▼題 目:ポール・オースターの主要作品における主題の発展に関する分析
▼発表者:大田原 裕紀氏(北海道大学大学院)
▼司 会:本城 誠二氏(北海学園大学名誉教授)
関西支部6月例会のご案内
2021年度日本アメリカ文学会関西支部6月例会を下記のとおりオンラインで開催いたします。多くの会員の皆様のご参加をお待ちしております。
日時:2021年6月12日(土)15時より
Zoomによる開催(参加リンク等は後日メールでお知らせします)
研究発表
1.「Claude McKayとモダニズム—都市の周縁とその国際性」
発表者 古東佐知子(神戸女学院大学)
司会 相田洋明(大阪府立大学)
2.「家を読み解く—Anna Katharine Greenの“domestic detective fiction”」
発表者 中川千帆(奈良女子大学)
司会 石塚則子(同志社大学)
(17時頃終了予定)
第66回九州アメリカ文学会大会(2021年度)は、2021年5月9日(日)にオンラインにて開催いたします。個人研究発表、千代田夏夫先生(鹿児島大学)をコーディネーターとするシンポジウム「イーディス・ウォートン再読—生誕160年を控えて」、新田啓子先生(立教大学)による特別講演「アメリカ文学と不確かな黒人」と、充実の内容を予定し皆さまのご参加をお待ちしております。
Zoomミーティング情報はKALSメーリングリストにてお知らせいたします。会員以外の方のご参加もお待ちしておりますので、ご希望の方は以下のフォームよりお申し込みください。
大会についてのお問い合わせは事務局までお願いします。
tmknagakawa[@]flc.kyushu-u.ac.jp
[@]を@に変えてください
九州アメリカ文学会第66回大会プログラム
開会式
10:00-10:10
開会の挨拶 高橋 勤(九州大学)
10:10-10:20
総会報告 岡本 太助(大阪大学)
研究発表
10:30-11:10
前屋敷 太郎 (九州共立大学) 司会:江頭理江(福岡教育大学)
「The Adventures of Tom SawyerにおけるImperfect Childに秘められた才能と
19世紀における新しい子供像の一考察」
11:20-12:00
志水 智子(九州産業大学) 司会:楠元実子(熊本高等専門学校)
「Jonah’s Gourd VineにおけるHurstonの自己探求」
シンポジウム
13:30-15:30
「イーディス・ウォートン再読—生誕160年を控えて」
司会・講師 千代田 夏夫(鹿児島大学)
講師 新井 景子(武蔵大学)
講師 城戸 光世(広島大学)
講師 高野 泰志(九州大学)
特別講演
16:00-17:00
新田 啓子 (立教大学教授)
「アメリカ文学と不確かな黒人」
司会 高橋 勤
閉会式
17:05-17:15 高橋 勤
関西支部総会のご案内
2021年度日本アメリカ文学会関西支部総会を下記のとおり開催いたします。多くの会員の皆様のご参加をお待ちしております。
Zoomによるオンライン会議形式で行います。参加方法につきましては、後日メールでご連絡差し上げます。
記
日時 2021年5月8日(土)15:00開会
総 会
支部長挨拶 里内 克巳 (大阪大学)
議事 議題 ① 2020年度会計報告
② 2021年度予算案
③ 2021年度役員
④ 2021年度行事予定
⑤ その他
講 演
講師 若島 正 (京都大学名誉教授)
演題 「移行の技法——ナボコフの『キング、クイーン、ジャック』を読む」
司会 水野 尚之 (京都大学名誉教授)
2021年5月8日(土)午後1時30分より
オンライン(Zoom・事前申込制)で開催いたします。
詳細は、4月24日頃に支部HPでお知らせいたします。
会員以外の方の参加も歓迎いたします。
研究発表
アメリカ西部の文学的磁力
講師:結城正美(青山学院大学)
司会:波戸岡景太(明治大学)
分科会
近代散文:The Portrait of a Ladyにみる無-限定性について
加茂秀隆(一橋大学・非)
現代散文:「名誉」と「優しさ」
Eudora Welty, Delta Weddingにおける南部プランテーション社会の規範
杉浦牧(東京大学・院)
詩:ロバート・フロストのメタポエムズ
笠原一郎(東京工業大学・非)
演劇・表象:リエナクトメントの人種主義技法
『国民の創生』とウォーグラフの血脈
鈴木俊弘(桜美林大学・非)
詳細は支部HPをご覧下さい。
2021年4月10日(土)午後2時より
オンライン(Zoom・事前申込制)で開催いたします。
詳細は、こちらをご確認ください。
申込方法はこちらです。
特別講演
作家生命論の起原
アメリカ文学思想史の視点から
巽孝之(慶應義塾大学名誉教授)
司会:難波雅紀(実践女子大学)
かつて文学進化論と呼ばれた考え方があった。夏目漱石『文学論』(1903年—05年草稿、 1907年刊行)にもそれは反映している。同書は、今日ではロシア・フォルマリスムやニュー・クリティシズムとも関連するものとして再評価される。しかし、 19世紀末の時点では生物学的有機体説を社会や国家に適用したハーバート・スペンサー流の社会進化論が我が国にも浸透し、福澤諭吉を含む明治の知識人たちがそこに近代国家独自の歴史的ヴィジョンを見出していたのを忘れるわけにはいかない。とりわけ重要なのは、黒船によって我が国を開国へ導いたマシュー・ペリー提督の甥の子にあたる英米文学者トマス・サージェント・ペリー(1845-1928年)が 1898年、ハーバード大学総長の推挙により慶應義塾へ派遣されたことである。
ペリーはジェイムズ兄弟やハウェルズ、ヘンリー・アダムズ、マーク・トウェインらと懇意の間柄で、スペンサー譲りの社会進化論を応用し、ロマンティシズム的な天才論を排し、文学もまた一定の法則で進化するものと考えた。彼こそはまさにダーウィニズムと手に手を取ったリアリズム、自然主義文学と伴走する学者批評家であり、その主著『18世紀英文学』English Literature in the Eighteenth Century(1883年)を漱石が読まなかったとは考え難い。ペリーは同書で文学を統御する明らかな法則を想定し、一体どのように 前世紀の文学がいかに形成され、いかに崩壊したかを物語ろうとしたが、一方漱石は、あたかもペリーの視点を発展させるかのように、作家が作品を生み出し、その作品がいかに文学史上に足跡を残していくか、あるいは残しそこないながらも再評価されていくかをめぐる原理を思索した。
今回はそうした脈絡からいかに私が作家生命論と呼ぶヴィジョンが生まれたか、そこに垣間見えるいくつかの法則を踏まえるといかに作家のみならず作品そのものの生命についても考察が可能になるかを、例証していきたいと思う。
支部総会
特別講演終了後、オンライン(Zoom・事前申込制)で開催いたします。
詳細は、3月27日頃、支部HPに記載しますのでぜひご確認ください。
議題:活動・会計報告、委員の交代、その他