2021年4月10日(土)午後2時より
オンライン(Zoom・事前申込制)で開催いたします。
詳細は、こちらをご確認ください。
申込方法はこちらです。
特別講演
作家生命論の起原
アメリカ文学思想史の視点から
巽孝之(慶應義塾大学名誉教授)
司会:難波雅紀(実践女子大学)
かつて文学進化論と呼ばれた考え方があった。夏目漱石『文学論』(1903年—05年草稿、 1907年刊行)にもそれは反映している。同書は、今日ではロシア・フォルマリスムやニュー・クリティシズムとも関連するものとして再評価される。しかし、 19世紀末の時点では生物学的有機体説を社会や国家に適用したハーバート・スペンサー流の社会進化論が我が国にも浸透し、福澤諭吉を含む明治の知識人たちがそこに近代国家独自の歴史的ヴィジョンを見出していたのを忘れるわけにはいかない。とりわけ重要なのは、黒船によって我が国を開国へ導いたマシュー・ペリー提督の甥の子にあたる英米文学者トマス・サージェント・ペリー(1845-1928年)が 1898年、ハーバード大学総長の推挙により慶應義塾へ派遣されたことである。
ペリーはジェイムズ兄弟やハウェルズ、ヘンリー・アダムズ、マーク・トウェインらと懇意の間柄で、スペンサー譲りの社会進化論を応用し、ロマンティシズム的な天才論を排し、文学もまた一定の法則で進化するものと考えた。彼こそはまさにダーウィニズムと手に手を取ったリアリズム、自然主義文学と伴走する学者批評家であり、その主著『18世紀英文学』English Literature in the Eighteenth Century(1883年)を漱石が読まなかったとは考え難い。ペリーは同書で文学を統御する明らかな法則を想定し、一体どのように 前世紀の文学がいかに形成され、いかに崩壊したかを物語ろうとしたが、一方漱石は、あたかもペリーの視点を発展させるかのように、作家が作品を生み出し、その作品がいかに文学史上に足跡を残していくか、あるいは残しそこないながらも再評価されていくかをめぐる原理を思索した。
今回はそうした脈絡からいかに私が作家生命論と呼ぶヴィジョンが生まれたか、そこに垣間見えるいくつかの法則を踏まえるといかに作家のみならず作品そのものの生命についても考察が可能になるかを、例証していきたいと思う。
支部総会
特別講演終了後、オンライン(Zoom・事前申込制)で開催いたします。
詳細は、3月27日頃、支部HPに記載しますのでぜひご確認ください。
議題:活動・会計報告、委員の交代、その他
2021年3月27日(土)午後1時30分より
オンライン(Zoom・事前申込制)で開催いたします。
詳細は、3月13日頃に支部HPでお知らせいたします。
会員以外の方の参加も歓迎いたします。
研究発表
ダム建設公共事業とコロンビア川表象史
ニューディールから冷戦まで
講師:馬場聡(日本女子大学)
司会:山口和彦(上智大学)
分科会
近代散文:
肖像から読むPierre
ダゲレオタイプ時代の視覚と時間性
大西慧(早稲田大学・院)
現代散文:
Sex and the Cityに見られる女性の生き方についての一考察
大塩真夕美(目白大学)
詩:
狂気と絶望
Robert Frostの詩を生み出すもの
狭間敏行(創価大学・非)
演劇・表象:
楡の木陰の埋められた所有欲
サム・シェパードとユージン・オニールの家族劇に見る継承の問題
高橋典子(白百合女子大学・院)
詳細は支部HPをご覧下さい。
2021年1月30日(土)午後1時30分より
オンライン(Zoom・事前申込制)で開催いたします。
詳細は、1月16日頃、支部HPに記載しますのでぜひご確認ください。
会員以外の方の参加も歓迎いたします。
研究発表
初期アメリカの奴隷反乱事件と文学的想像力
ニューヨーク植民地の事例と大衆歴史小説
講師:白川恵子(同志社大学)
司会:稲垣伸一(実践女子大学)
分科会
近代散文:
The House of the Seven Gablesの地層的読解
アメリカン・ロマンスと地下資源
田浦紘一朗(東京女子体育大学・非)
現代散文:
トマス・ピンチョンのVinelandにおける場所の連帯と声
榎本悠希(慶應義塾大学・院)
詩:
東欧詩という傍流
チェスワフ・ミウォシュ
諏訪友亮(実践女子大学)
演劇・表象:
50年の忍耐を読み解く
認知症・記憶の放棄・生涯にわたる暴力の被害者にとってのアーカイブの可能性
大理奈穂子(神戸学院大学)
詳細は支部HPをご覧下さい。
2020年12月12日(土)午後2時00分より
オンライン(Zoom・事前申込制)で開催いたします。
特別講演
アメリカ文学を訳す
講師:柴田元幸(東京大学名誉教授)
司会:後藤和彦(東京大学)
*会員以外の方の参加も歓迎いたします。
*詳細は支部HPをご覧下さい。
2020年度11月例会のお知らせ
11月28日(土)16時より(詩部門のみ14時30分より)
分科会(演劇・表象部門を除く)のみ、オンライン(Zoom・事前申込制)で開催いたします 。
詳細は11月16日頃、支部HPにてご案内いたします。会員以外の方のご参加も歓迎いたします。
分科会
近代散文:
エマソンのアメリカニズム再考—— “TheAmerican Scholar”を読む
冨塚亮平(慶應義塾大学・院)
現代散文:
The Catcher in the Ryeのテクストに潜在する「戦場の物語」
佐藤耕太(大東文化大学・非)
詩(1):
The Poetry Deal—— S.F.の桂冠詩人としての Diane di Prima
小川聡子(共立女子短期大学・非)
詩(2):
エリザベス・ビショップにおける「スロット・マシン」のモチーフについて
鷲尾郁(明治大学・非)
演劇・表象:
発表なし
詳細は支部HPをご覧下さい。
2020年9月26日(土)午後1時30分より
*オンライン(Zoom・事前申込制)で開催いたします。
詳細は、9月16日頃、支部HPに記載しますのでぜひご確認ください。
会員以外の方の参加も歓迎いたします。
研究発表
サンフランシスコ・ベイ・エリアからみたアメリカ詩
講師:原成吉 (獨協大学)
司会:来馬哲平(青山学院大学)
分科会
近代散文:
ジェイムズは西部になにを見たか
—— 書かれなかったThe Sense of the Westが示すもの
松浦恵美(日本大学)
現代散文:
聖なる花びら
——『彼らの目は神を見ていた』における非科学としての性
石川千暁(大妻女子大学)
詩:
ディキンスンとクルーソーの「旅」
—— ホランド夫人への書簡を読む
吉田要(日本工業大学)
演劇・表象:
「内面」の文化政治
—— Lionel Trillingと冷戦期プリントカルチャー
山根亮一(東京工業大学)
詳細は支部HPをご覧下さい。
日本アメリカ文学会東京支部
支部長 越智博美
6月例会中止のお知らせ
平素よりアメリカ文学会東京支部の活動にご理解・ご協力いただき感謝申し上げます。
新型コロナウイルス感染のリスクを抑制するため、運営委員会で協議した結果、誠に残念ではございますが、6月27日の例会も中止とさせていただきます。
なお、延期が続いている2020年度の支部総会につきましては、近く代替措置を講じます。詳しくは6月下旬に発送予定の支部会報をご覧ください。
その他の予定に関しましては、随時HPにてご案内させていただきます。
何卒ご理解、ご了承の程よろしくお願い申し上げます。
以上
日本アメリカ文学会東京支部会員および関係者の皆様
日本アメリカ文学会東京支部
支部長 越智博美
5月例会中止のお知らせ
平素よりアメリカ文学会東京支部の活動にご理解、ご協力いただき感謝申し上げます。
新型コロナウイルス感染のリスクを抑制するため、運営委員会で協議した結果、誠に残念ではございますが、5月30日の例会も中止とさせていただきます。
なお、4月例会にて予定されていた2020年度の総会につきましては、引き続き、なるべく早い時期においての開催を検討しております。今後の予定に関しましても、状況を踏まえ、調整後、確定し次第、随時HPにてご案内させていただきます。
何卒ご理解、ご了承の程よろしくお願い申し上げます。
以上
日本アメリカ文学会東京支部会員および関係者の皆様
日本アメリカ文学会東京支部
支部長 越智博美
4月例会中止のお知らせ
平素よりアメリカ文学会東京支部の活動にご理解・ご協力いただき感謝申し上げます。
新型コロナウイルスに関して、都内の大学における新学期の状況に鑑み、運営委員会で協議した結果、誠に残念ではありますが、4月11日の例会を中止と致します。
なお、4月例会にて予定されていた2020年度の総会につきましては、なるべく早い時期の開催を検討しております。今後の予定につきましては、調整後、確定し次第、随時HPにてお知らせ致します。
何卒ご理解、ご了承の程よろしくお願い申し上げます。
日本アメリカ文学会東京支部会員および関係者の皆様
日本アメリカ文学会東京支部
支部長 越智博美
3月例会中止のお知らせ
平素よりアメリカ文学会東京支部の活動にご理解、ご協力いただき感謝申し上げます。
新型コロナウイルスに関する現状を踏まえ、運営委員会で協議した結果、誠に残念ではありますが、3月21日の例会を中止とすることと致します。3月例会で発表予定の方々には、今後の例会で発表枠を増やすなどの対応により、発表機会の確保に努めて参ります。
また、今後の予定に変更がある場合には、随時HPにてお知らせ致します。
何卒ご理解、ご了承の程よろしくお願い申し上げます。
以上