1. 新刊書
  2. サウンディングズ英語英米文学会監修, 杉野健太郎・下楠昌哉編. 『スポーツする英語文学』 金星堂, 2025. 5. 30. A5判188頁, 2,500

サウンディングズ英語英米文学会監修, 杉野健太郎・下楠昌哉編. 『スポーツする英語文学』 金星堂, 2025. 5. 30. A5判188頁, 2,500

概要

スポーツがこれほど大きな存在になった時代はかつてなかった。ホイットマン、フォースター、キャロル、ジョイス、フィッツジェラルド、ボンタン、ウィリアムズ、オオツカ、19世紀から21世紀に至る英語文学におけるスポーツを論じる。

目次

第1章

ギリシア式トレーニング、 ギリシア的愛─ヴィクトリア時代のアスレティシズムとホイットマン受容の交差地点(町本 亮大)

第2章

海辺の少女─ルイス・キャロル『 不思議の国のアリス』 における水浴と水泳(桐山 恵子)

第3章

E・M・フォースターとスポーツ─青少年たちと帝国主義(中村 美帆子)

第4章

ジェイムズ・ジョイス作品にみる自転車に乗る女性たち(田中 恵理)

第5章

ジェイムズ・ジョイス『ユリシーズ』における柔術幻想─20 世紀初頭の英米での柔術をめぐる言説とイメージを踏まえて(下楠 昌哉)

第6章

F・スコット・フィッツジェラルドとスポーツ─『グレート・ギャツビー』 と「スイマーズ」 を中心に(杉野 健太郎)

第7章

アフリカ系アメリカ文学における「スポーツ」─アーナ・ボンタン『神が日曜日をくださった』 を中心に(佐々木 優)

第8章

〈チーム〉 の彼方へ─テネシー・ウィリアムズ『やけたトタン屋根の上の猫』 再読(相原 直美)

第9章

アメリカ文学と水泳─ジュリー・オオツカ『スイマーズ』 をF・スコット・フィッツジェラルドの同タイトル短編と比べて読む(村山 瑞穂)