概要
目次
序 章 アイルランドから新大陸アメリカへ―ジェイムズ家の三世代
第1章 ヘンリー・ジェイムズの小説理論
第2章 『ロデリック・ハドソン』論 ―未必の故意の物語
第3章 ロマンスとしての『アメリカ人』―過剰なる想像力の功罪
第4章 『ワシントン広場』の謎
第5章 『ある婦人の肖像』論 (1)―自由なる自我の破綻そして描かれなかった結末
第6章 『ある婦人の肖像』論(2)―ジェイムズはなぜラルフを死なせたか?
第7章 『鳩の翼』論―複数の視点が織りなすドラマ
第8章 語りの構造とヒーロー
終 章 ヘンリー・ジェイムズのアメリカ―意識と形式の分断