概要
目次
まえがき ベトナム系の「物語り」──難民の歴史と記憶
序 「リトルサイゴン」──難民社会から生まれる新たな文化
第1部 小説
第1章 自伝では語りきれないこと
──ラン・カオ(1961-)『モンキーブリッジ』、『蓮と嵐』
第2章 ベトナム系アメリカ文学の立ち位置(ポリティカル・
ポジション)と 戦略(ポリティクス)
──ヴェト・タン・ウェン(1971-)『シンパサイザー』
第2部 映像芸術
第3章 越境する「ベトナム」
──ヴェト・レ(1976-)、
太平洋横断的ヒップポップとクイアな難民表象
第4章 ホーチミンシティから世界へ
──ディン・Q・レ(1968-)、サン・アート、
21世紀の世界地図
第3部 グラフィックノベル
第5章 新たな絆、新たな地平、二世が描くベトナム系アメリカ
──GB・トラン(1976-)『ヴェトナメリカ』
第6章 「リトルサイゴン」を巡る国境横断的ナラティブ
──クレメン・バルー(1978-)『ヴェトキューの記憶』