1. 新刊書
  2. マーガレット・アトウッド著, 出口菜摘訳, 『サークル・ゲーム』 彩流社, 2020. 5. 20. 四六判180頁, 2,200

マーガレット・アトウッド著, 出口菜摘訳, 『サークル・ゲーム』 彩流社, 2020. 5. 20. 四六判180頁, 2,200

概要

作家・松田青子さん推薦!

現代カナダ文学を代表する作家、マーガレット・アトウッドの知られざるデビュー作、本邦初訳。

不穏な空気に包まれた28篇の詩集。

フェミニズム、環境問題等、アトウッドの全作品に共通するテーマがすでに現われている、注目作。

この恍惚とした回転が喜びだと誤解していたのかもしれない

でも、そこになんの喜びもない──(表題作「サークル・ゲーム」より)

目次

これはわたしの写真

洪水のあと、わたしたちは

メッセンジャー

夕暮の駅、出発まえの

チェス・プロブレムを解こうとして

わたしの峡谷で

カーペットに潜る

トランプ遊び

フックの男

都市設計者

路のうえの、愛

プロテウスのなれの果て

食事

サークル・ゲーム

カメラ

冬に眠る者

スプリング・イン・イグルー

女預言者

移住──カナダ太平洋鉄道で

内面への旅

木と石からなるもの

前─両生類

静かな生活に逆らって

島々

手紙、よせてかえす

ある場所──断片

探検家たち

入植者たち