1. 新刊書
  2. 江田孝臣, 『『パターソン』を読む——ウィリアムズの長篇詩』 春風社, 2019. 5. 24. 四六判347頁, 3,500

江田孝臣, 『『パターソン』を読む——ウィリアムズの長篇詩』 春風社, 2019. 5. 24. 四六判347頁, 3,500

概要

アメリカのモダニズム詩人、ウィリアム・カーロス・ウィリアムズ(1883〜1963)の代表作『パターソン』(Paterson)。ジム・ジャームッシュ監督の同名映画にヒントを与えたこの長篇詩が追い求める「アメリカ的なるもの」とは?

文学的交流から地誌、産業史、政治、人種表象……と、さまざまな角度から読み深めた論考11篇と、ニュージャージ州パターソンの街についてのエッセイ2篇他を収録。

 

 


目次

『パターソン』の梗概

序 章 『パターソン』—映画と詩と街

第一章 ある産業都市の肖像—ニュージャージ州パターソン

第二章 ウィリアムズとアレン・ギンズバーグ

第三章 エズラ・パウンドとウィリアムズ—贈与交換と職業倫理

第四章 『パターソン』における「誤った(滝の)言葉」とは何か

第五章 『パターソン』の政治性

閑 話 バロネス・エルサ—アメリカ・モダニズムとダダの出会い

第六章 ウィリアムズの牧歌

第七章 ウィリアムズにおける人種表象

第八章 産業主義と批判する女たち—ウィリアムズの『春など』

第九章 ウィリアムズとハート・クレインの『橋』

第十章 イーストリバーを眺める三つの詩—『パターソン』第四巻第一セクション論

第十一章 アメリカ詩とメルヴィル—ウィリアムズとオルソンの場合

 

引用文献一覧

初出一覧

邦訳作品一覧

パターソン史年表

あとがき