1. 新刊書
  2. 江田孝臣著. 『エミリ・ディキンスンを理詰めで読む 新たな詩人像をもとめて』 春風社, 2018. 8. 27/ 四六版236頁, 3,000

江田孝臣著. 『エミリ・ディキンスンを理詰めで読む 新たな詩人像をもとめて』 春風社, 2018. 8. 27/ 四六版236頁, 3,000

概要

選りすぐりの37篇の原詩に対して、一切の先入見を排し、徹底して字義と文法に焦点を置いてアプローチ。

その試みにより、詩の表層下に二層、三層と巧妙に忍ばされた意味の深層と、知られざるディキンスン像に迫る。


目次

まえがき

第1部 詩についての詩

第1章 詩人にとっての「宝石」とは

第2章 ランプとしての詩

第3章 「魂を込められた銃」とは何か

第4章 エミリの詩の工房

第5章 〈推敲途上の詩〉を話者とする作品さらに3篇

 

第2部 復活が信じられない

第6章 復活の教義批判

第7章 続・復活の教義批判

 

第3部 狂気と絶望

第8章 葬儀空想か理性の死か

第9章 漫歩する石ころとしての詩人

 

第4部 死を幻想する

第10章 その家は「私」の墓か

第11章 牧師の猟奇的犯罪

 

第5部 政治と科学

第12章 政治と経済とエミリ・ディキンスン

第13章 エミリ・ディキンスンの氷河期

引用文献一覧

引用作品索引

初出一覧