1. 新刊書
  2. 武田悠一 『アレゴリーで読むアメリカ/文学 ジェンダーとゴシックの修辞学』 春風社, 2017. 12. 14. 四六版426+xxiv頁, \3,500

武田悠一 『アレゴリーで読むアメリカ/文学 ジェンダーとゴシックの修辞学』 春風社, 2017. 12. 14. 四六版426+xxiv頁, \3,500

概要

ポカホンタス物語、アメリカン・ゴシックの源流『ウィーランド』から、ポー、ホーソーン、ヘミングウェイ、そして『羊たちの沈黙』まで—。人種やジェンダーの観点からアメリカ文学を読みなおし、アメリカに潜む排除と抑圧のメカニズムを明らかにする


目次

序章 アメリカ/文学を読みなおす

 

Ⅰ アメリカを読みなおす

第1章 女としての〈アメリカ〉—アメリカの「発見」とポカホンタス物語

第2章 男たちの妄想—魔女幻想とセクシュアリティ

第3章 反復と回帰—『ウィーランド』とアメリカン・ゴシック

 

Ⅱ アメリカ文学を読みなおす

第4章 ジャンルとジェンダー—越境するポー

第5章 詩とジェンダー—ホイットマンとディキンスン

第6章 アレゴリーの毒—『ラパチーニの娘』あるいは読みのポリティックス

 

Ⅲ ジェンダー・アレゴリー

第7章 ヘスターの「沈黙」—『緋文字』のジェンダー・ポリティックス

第8章 失敗としてのジェンダー—ヘミングウェイの男性性構築

第9章 幻想としてのジェンダー—『M・バタフライ』の越境する身体

 

Ⅳ ゴシック・アレゴリー

第10章 フランケンシュタインのアメリカ—ジェイムズ・ホエールのゴシック・アレゴリー

第11章 〈まなざし〉の異性愛—『めまい』の危険な反復

第12章 皮膚に宿るアレゴリー—『羊たちの沈黙』のゴシック・ホラー