1. 新刊書
  2. 堀内正規 『エマソン 自己から世界へ』 南雲堂, 2017. 10. 11 四六版302頁, \3,500

堀内正規 『エマソン 自己から世界へ』 南雲堂, 2017. 10. 11 四六版302頁, \3,500

概要

21世紀にエマソンを読むとはどういうことか?難解とされるエマソンを文学的に読み解いた稀有な本格的研究。身体性をベースにした、自我とは異なる“自己”のあり方と、愛する者との死別による人生の傷との闘いを浮き彫りにすることで、エマソンの表現と思想と人生が交差する場所を探り当てる画期的論考。


目次

第一部 「自己信頼」から「経験」まで

第一章 「自己信頼」における運命のかたち エマソン、ウィリアム・ジェイムズ、ニーチェ

第二章 中間の場所 「経験」を読む

 

第二部 自己の開かれ

第三章 エマソンと身体 「神学部講演」を読み直す

第四章 エマソンの〈自然〉 岩田慶治の〈アニミズム〉の視点から

 

第三部 自己の条件

第五章 死者の痕跡 エマソンの説教におけるエレンの存在

第六章 「君の友を君自身から守れ」 エッセイ「友情」と震える主体

第七章 エマソンの秘密 息子の死と「経験」、日記、「挽歌」

 

第四章 自己から世界へ

第八章 もう一つの〈自己〉 〈キャラクター〉をうたう〈詩人〉

第九章 自己の美学と身体・力・普遍 前期エマソンの思想

 

あとがき