概要
アメリカ文学者による斬新なスピリチュアル・ジャズ論、フィルム・ノワール論。
アメリカの都市と郊外を描く映画と小説を語る言葉が、あらゆる境界を越えて軽快に行き交う——
目次
はじめに
一 映画と文学と
(一)郊外を描く
(二)家族の物語
(三)戦争を語る
(四)人種を考える
(五)ハードボイルド/ノワール
二 映画を読む視点
(一)俳優の肉体性
(二)監督の作家性
(三)音楽へ越境する
(四)テレビで見る
(五)アメリカ文化的に
(六)構造と語りとジャンル
三 音楽を語る
(一)ジャズとスピリチュアリティ
(二)アメリカ的ロックの広がり
(三)ブラック・ミュージックの繰り返すリズム
(四)アメリカからアメリカに越境する
四 ミステリーについて少し
(一)アメリカ的ミステリー
(二)マイクル・コナリーとボッシュ
(三)イギリスも少し
五 文学についても
六 トラベル・ライティングの試み
あとがき