概要
”短編小説家”としてのフィッツジェラルド像に迫る!
パーティや海外旅行といった派手な生活費稼ぎのための濫作と見なされていたフィッツジェラルドの短編創作は、『グレート・ギャッツビー』や『夜はやさし』などの傑作長編成立のためには不可欠だった!
濫作さえなければ質の高い長編が書けたはずだという批評が主流だった従来の定説を覆す!
目次
序章:フィッツジェラルド短編研究の進展
1章:ゼルダとの葛藤
2章:フィッツジェラルドと中西部
3章:手法の変化
4章:大衆雑誌と短編創作
結論
あとがき
初出一覧
引用書目省略形
参考文献
参考資料
索引